先導とそれに従うこと

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イマームに最もふさわしい者

順番に示すと次のようになります:

第1:アッラーの聖典(クルアーン)の最良の読誦者:それを暗唱し全ての規定において最も知識がある者。

第2:スンナ(預言者の慣習)を最も良く知る者:その規定と意味を最も良く理解している者です。

第3:ヒジュラ(移住)を初めに行った者:つまり異教徒の地からイスラームの地への移住で先行した者です。しかし、そこに移住がなければ初めに罪を悔いそれからヒジュラした者になります。

第4:最年長者:これは、前述の事柄で人々のレベルが等しい時です。

上記に述べた順序に関する根拠は、アブ ー・マスウード・アル・アンサーリによって伝えられたハディースです。アッラーのみ使いはおっしゃいました。 «クルアーンの最良の朗誦者が人々を先導し、朗誦において同じであれば、(預言者の)慣習について最も知識のある者、もしこの点で同じであれば、初めに移住した者、もしこれでも同じであれば、彼らの中で一番早く平安を受け入れた者()平安:イスラームを受け入れた最初の者。しかし他の伝承では「最年長」とある。)です。»
(スリムの伝承)

この順番は、マスジド (礼拝所)のイマームが選ばれる時やマスジドでの集団礼拝で先導する専従のイマームがいない時に考慮されます。しかし、集団礼拝に専従のイマームがいたり、イマームがその家の所有者であったり、その地域で権威を持つ者(彼がスルターン(王様)やアミール(首長)や指導者などである場合。)であれば、彼は他の者よりも優先されます。預言者の言葉。 «人は(許可なしに)他人の領域で先導すべきではなく、他人の家でタクリマ
(タクリマ: 特に家主が座るクッション。)に許可な しに座るべきではない。 (ムスリムの伝承)»
(スリムの伝承)

イマームとマァムーン(先導される者たちの)立ち位置

1.マァムーンが1人だけの時: 彼はイマームの右側に立つことがスンナです。イブン・アッバースのハディ―スによると ある夜、私は預言者の左側に立ちました。するとアッラーのみ使いは後ろから私の頭をつかんで、私を彼の右側に立たせました。»
(合意のハディース)

2.集団礼拝が2人以上の時:イマームは、列の真ん中で彼らの前に立ちます。これはジャビールとジャッ バールによるハディ―スによるもので、 彼ら二人の内の1人がアッラーのみ使いの右側に、そしてもう1人がみ使いの左側に立ちました。ジャビールは言いました。「するとアッラーのみ使いは私達全部の手を取って、私たちを導き彼の後に立たせました。» (ムスリムの伝承)

3.列の後で行う独りだけの礼拝は、列が一杯で入るだけの隙間がないと言 った理由がない限り有効にならない。

女性の立ち位置

1.女性が集団で礼拝する場合は(イマームとなる男性がいない場合)、礼拝の先導者は列の前には出ずに、同じ列の真ん中に立つのがスンナです。

2.男性が女性を先導する時は、女性は男性の後ろに立ち、男たちと一緒に集団礼拝する場合は男性の列の後に立ちます。

.男たちと一緒に女 性の集団が礼拝する場合、スンナ(預言者の慣行)は男たちから離れ、彼女たちの列は男性と同じ列を作ります。これはアブー・フライラの伝承によるもので、アッラーの使徒は言いました。 «Ç女性の列で最良の列は最後の列です。最悪の列は最初の列です。»
(Îイブン・マージャの伝承)

イマームに従う際の いくつかの規定

1.家の中でマイクやラジオから聞こえるイマームの声に続いて礼拝することは無効です。

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女性の礼拝

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男たちの隣の女性

2.礼拝者の列がマスジドの中の列に続いている限り、礼拝者はマスジドの外からイマームの後に続くことが許されます。

3.礼拝者はマスジドの屋根にいたりイマームより低いところにいても、イマームの声が聞こ える限り、イマームの先導に続くことが許されます。

4.義務の礼拝を行う者は任意の礼拝を行う者に続くことができ、その逆もまた同じです。例えば、タラウィーフの礼拝を行うイマームの背後でのイシャーの礼拝を行ったり、集団礼拝を逃した者と一緒に集団礼拝の報酬を得るための礼拝などです。ジャビール・イブン・アブドッラーの伝承によれば、 ム アーズは預言者と一緒に礼拝を行い、その後、他の人々の元へ行き礼拝を先導していました。 (Îブハーリーの伝承)

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マスジドの外でイマームに続くこと

イマームに先行すること

1.マァムーンに関する規定から:イマームの行為の直後に同じ行為を続けてを行うこと。これは預言者の次の言葉によります。 «イマームの礼拝 作法に従うべきです。だから彼が「アッラーフ アクバル」と言ったら、(彼に続いて)そう言いなさい。彼がラクア(屈伸礼)をしたら、(彼に続いて)ラクアしなさい、彼がサジダ(平伏礼)したら、(彼に続いて)サジダしなさい。
(合意のハディース)

2.イマームに先行することは禁止:預言者はこれを固く禁じ、次のように述べました。 (ラクアやサジダの際に)イマームより も先に頭を上げる者はアッラーが彼の頭をロバの頭にするか、彼の声をロバの声にすることを恐れないのでしょうか» (合意のハディース)

3.うっかりイマームに先行する者は、戻ってイマームに従わなければなりません。

(イマームが)ムフディスの背後での礼拝

(イマームが)ムフディス(ムフディス:タハーラ(清浄な状態)にない者)の後ろでの礼拝は、その不浄が礼拝を完了するまで分からなかった場合を 除き、許されない。この場合、マァムーン(イマームに従う礼拝者)の礼拝は有効ですが、イマームは礼拝をやり直す義務があります。



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